ネガティブは悪か?

ネガティブは悪か?

こんにちは!エッセーです。

ポジティブ心理学について勉強していると思うことがあります。

ネガティブな感情は人間にとって邪魔なのではないか?

実はそんなことはありません。

今回は、楽観主義(ポジティブしかない人)の欠点と、幸せを感じるためのネガティブとポジティブの比率について紹介していこうと思います。

楽観主義(ポジティブしかない人)の欠点

「拡張-形成理論」では、ポジティブな感情が人に成功をもたらすことを話しました。

基本的にポジティブな感情は人の能力を高めます。

しかし、問題点もあります。

それは、楽観主義はリスクを過小評価することです。

正しく自身のことを認知できないのであれば、能力が高まっていたとしても、行動を誤ってしまいます。

暴風雨の中で飛行機を飛ばそうなんて思う人は、どれだけ有能でも無謀な人です。

ネガティブな感情は私達の生存のためにも必要な感情なのです。

ポジティブとネガティブの比

ポジティブな感情のメリットを述べている「拡張-形成理論」の提唱者のフレドリクソンは

ポジティブ:ネガティブ = 3:1

が適切な比率だと述べています。

100%換算すると、ポジティブは75%、ネガティブは25%ですね。

人生の25%はネガティブでもいいのです。

ポジティブとネガティブが1:1だと、どうも人は弱っていくようなので、ネガティブよりも、ポジティブを増やせるように心がけた方がいいです。

ちなみに、フレドリクソンの数字は個人についての研究結果ですが、チームについて研究結果もあります。

ラサダ(人名)の研究では、ポジティブとネガティブの比が6:1のビジネスチームはパフォーマンスが高くなるそうです。

ポジティブとネガティブの比について感じたこと

ポジティブ心理学はそのタイトルのとおり、ポジティブに関する心理学です。

しかし、ネガティブも人生には必要なようです。

ポジティブ心理学では、ネガティブになる方法なんて研究していないと思いますが、ポジティブばかりを追い求めて、ネガティブなものに対して排他的になるのはよくなさそうです。

ポジティブだけが正しいと思うと人生が息苦しくなってしまいそうなので、今回の研究結果はなかなか大事なものなのではないかと思います。

私も人にポジティブ心理学をすすめる際は、一緒にポジティブな感情を増やしてみませんか?

くらいの気持ちで言ってみようと思います。

今回はこのへんで。

ではでは。

まとめ

  • 楽観主義はリスクを過小評価しがち
  • ポジティブとネガティブの最適な比率は3:1
  • ビジネスチームなら6:1でパフォーマンスが向上