良い体験にするための、たった2つのポイント

良い体験にするための、たった2つのポイント

こんにちは!
エッセーです。

皆さんは映画をよく見ますか?
コロナの影響で、家の中で映画を見る機会が増えた方もおられるかと思います。

ちなみに私は、今日は嫁さんと一緒にAmazon Primeで「トランスフォーマー2」を見ました。機械の変形シーンがとてもかっこいよかったです。

せっかく映画を見るなら、面白い映画を見たいと思うのが人情ですが、実はこの「面白さ」は科学的に研究されています。

特に、人がその映画の「面白さ」を判断するポイントが、かなり限られているということが、ポジティブ心理学で明らかにされています。

今回は、その「面白さ」を明らかにしたピーク・エンド理論を紹介していきます。

ピーク・エンド理論とは?

簡単に言うなら、ピークエンド理論とは感想に関する理論です。

より詳しく言うと、「体験をしたときの快感や不快感を、体験が終わったときに人がどう総括するのか?」についての理論です。

この理論を検証するために、映画鑑賞や苦痛の伴う治療行為の間の快感と不快感を計測した実験があり、かなり精度の高い結果が得られています。

この理論によると、人の感想は以下のたった2つで決まります。
・最も刺激が強いとき(映画で言うならクライマックス)
・体験の終わり方(映画ならエンドロールへの入り方)

なんと、人の感想というのは、体験を忠実に総括したものではなく、この2つの平均でかなり厳密に求められるのです。

ピーク・エンド理論の役立て方

この2つは理論の名前と一緒に覚えてください。
ピーク(最高潮) と エンド(終わり方) です。
直接的で、とてもわかりやすいですね!

人からおすすめ映画をきくときは、ぜひとも、クライマックスは良かったか?終わり方は良かったか?を確認してみてください。

ちなみに、映画を元に説明しましたが、この理論はいろいろなところで使えます。

例えばデートです。

意中の人に最高のデートを提供するなら、ぜひ、最高潮と終わり方(別れ際)を最高のものにしてください。

そうすれば、相手のデートの評価は高くなります!

あ、でも、マナーが悪いなどのNG行為はピークとエンド以外でもやらないように気をつけましょう。人として嫌われます。

逆に、不快感を感じる場合は、最も強い苦痛を軽減し、極力気分良く終われるようにするといいかもしれません。

ピークエンド理論について思ったこと

映画にしろ本にしろライブや旅行にしろ、体験を通して感じるものは人それぞれだと思います。

ただ、人々に共通して、全体を通して感じる感想は、最高潮と終わり方で決まるというのは、なかなか面白いと思いませんか?

東洋には陰陽のように、「大事じゃないように見える部分に大事なものがある」、といった考え方もありますが、人の感じる感想(総括)は実はかなりシンプルなのかもしれません。

実際、見た映画の全てのシーンを思い出すことなんてできないので、最も刺激が残りやすい最高潮と終わり方で感想が決まるというのも、納得がいきます。

人になにか体験を提供する人はぜひとも参考にしてみてください!

今回はこのへんで。
ではでは!

まとめ

  • 体験したことへの感想はピーク(最高潮)とエンド(終わり方)の平均で決まる
  • 感想は経験の忠実な総括ではない
  • 映画の評価を聞いたり、デートを組み立てたりするときに使える?