20代から40代の脳は、まだまだ成長中!
- 2020.08.10
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はじめに
こんにちは!エッセーです。
今回は、加藤俊徳著『アタマがみるみるシャープになる!! 脳の強化書』の内容に書かれていた、脳を鍛えたい人が押さえておくべきポイントをまとめていきます。この著者は脳を専門に研究をされていた医師で、他にも脳に関する本を数冊出版しています。著者によると、20代から40代の脳が一番成長するそうです。私(アラサー)も、まだまだ伸びますね!
今回紹介する内容の他に、この本には日常の中で実践できる66の脳を鍛える方法が具体的に書かれています。興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。
まず知っておこう、脳の8つの領域
著者によると脳は役割によって8つの領域に分けることができるそうです。筆者はそれぞれの領域を、脳番地と呼んでいます。その8つの脳番地が以下です。
①思考系脳番地……人が何かを考えるときに深く関係する脳番地
加藤俊徳著『アタマがみるみるシャープになる!! 脳の強化書』
②感情系脳番地……喜怒哀楽などの感情を表現するのに関与する脳番地
③伝達系脳番地……コミュニケーションを通じて意思疎通を行う脳番地
④理解系脳番地……与えられた情報を理解し、将来に役立てる脳番地
⑤運動系脳番地……体を動かすこと全般に関係する脳番地
⑥聴覚系脳番地……耳で聞いたことを脳に集積させる脳番地
⑦視覚系脳番地……目で見たことを脳に集積させる脳番地
⑧記憶系脳番地……情報を蓄積させ、その情報を使いこなす脳番地
このように番地として分けられるのは、脳が実際の地図のように分けられるためと、それぞれの脳番地に結びつきがあるためです。脳番地の結びつきの具体例として、⑧記憶系番地は①思考系脳番地と②感情系脳番地との結びつきが強いことが挙げられます。
このように脳は領域として分かれているため、人は同じ脳番地を使っていると疲れてしまいます。仕事に使える脳は1日に8-10時間までらしく、それを超えるなら、他の脳番地を使って脳を休ませる必要があります。
具体的には、デスクワークで思考系脳番地を酷使したから、休憩はウォーキングをするのが良い、などです。このように、脳には領域があることを理解し、それぞれをうまく使うことが大事になります。
脳を鍛える上で抑えておくべき、脳のクセ4つ!
人の脳には特徴がいくつかあります。私が本書の中で脳を鍛えるために重要だと感じた特徴が以下の4つです。
■クセ(1)デッドラインを決めると、オン・オフがはっきりする!
その結果、だらだらすることなく、脳の力を引き出すことができます。これは脳を鍛える上でも有効です。例えば、決められた範囲の英単語を覚える際に「〇〇分以内にやるぞ!」と時間を制限することで、記憶能力を高められます。
■クセ(2)褒められると嬉しい!
褒められると誰でも嬉しいものですが、脳も嬉しいのです。感情を感じる能力だけでなく感情と結びついた脳が伸びます(特に記憶系)。褒められることをすることは、脳にとってプラスです!
■クセ(3)「〇〇したい」と思いながらやると身に付く!
聞こえにくいけど聞きたい!見えにくいけど見たい!難しい動作だけどやりたい!と、意志を持った行動は脳を効率よく成長させます。何も考えずに作業をするだけでは脳は伸びませんよね。また、受け身より積極性を持って取り組むことが成長において有効なのはこのためです。
■クセ(4)好きなことばっかりやりがち、嫌いなことは遠ざける
鍛えたい能力があるなら、それを意識することが大事です。人は好きなことや手頃なことに逃げてしまいがちです。伸ばしたいことがあるなら、もしそれが嫌いなこと、苦手なことなら注意をしなければなりません。いつまでも遠ざけてしまう可能性があります。
以上の脳のクセを抑えつつ、日々の中で脳を鍛えていくことが大事です。本書では、料理をする時や通勤する時など、日々のちょっとした時間を、脳を鍛える時間にする方法が載っていますので、気になる方はどうぞ。
おわりに
今回は、脳を鍛える上で大事だと感じた部分についてまとめました。私は、脳がたくさんの領域に分かれていることと、それぞれが結びついていることを知って、まるで脳は筋肉みたいだなと思いました。
筋トレでは、腕や脚や体幹など、部位ごとにまとめてトレーニングすることが有効です。なぜなら、追い込む筋肉を集中させることで、それ以外の筋肉を休ませることができるため、効率の良いトレーニングができるためです。脳でも、鍛える部分や使う部分を意識し、積極的に使う部分と休ませる部分を作ることが大事なのかもしれません。
ぜひあなたも、効率よく脳を鍛えて活躍していください!
ではでは!
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