関心の輪と影響の輪 で、いらない悩みを捨てよう

関心の輪と影響の輪 で、いらない悩みを捨てよう

はじめに 

 こんにちは 
 エッセーです。 

 人間やっぱり日頃の悩みと言うものは、尽きないのではないでしょうか? 

 現在だと、コロナの事もあって、会社であれば業績のことだったり、家庭であれば感染予防について気になったりしますよね。 

   他にも、「税金高いなぁ」のような制度に関する悩みや、「人から変に見られていないだろうか?」「悪く思われていないだろうか」といった人間関係の悩みや、「今日の晩ごはん何にしようか」とか、「寒くなってきたけど今日はどんな服を着ようか?」などの日常的なものもありますよね。 

 このように、悩みには、どうでも良いものもあれば、重要なものもありますよね。 

 多くの人は、大事な悩みをうまく区別せずに何でもかんでも深刻に悩みすぎていることがある、と私は思います。 

 そういった、数多くある悩みの中から、大事な悩みを区別するための基準について、『成長マインドセット』を参考に書いていこうと思います。 

 この本は、人が成長するための、日々のストレスを減らし、自身の活動にかかっている無用なブレーキを取り払い、自己成長を達成することについて書かれた本です。 

  その中で紹介されていたものが、「関心の輪と影響の輪」という考え方です。これはもともと、スティーブン著『7つの習慣』で取り上げられていた内容だそうです。 

「関心の輪と影響の輪」とは? 

 下の図のように、関心の輪と影響の輪は、同心円を描いています。内側が影響の輪です。 

 この絵の中の、どこに自分自身の悩みが来るのかを考える事が、悩みの重要さの判断にとても役に立ちます。 

 影響の輪の内側は、自分自身が影響を及ぼすことができる範囲です。例えば、今日の晩御飯だったり、着る服だったり、感染予防の行動などですね。 

 そして関心の輪の内側は、自分自身が関心を持っている範囲です。影響の輪と関心の輪の間は、関心を持っているが、影響を持つことができないようなもの、例えば税金や、他人からどう見られているかなど。です。 

 そして関心さえないものは、この関心の輪の外側に行きます。基本的に、自身の悩みは自分の関心のあることなので、関心の輪の内側に来ることになります。 

「関心の輪と影響の輪」で、大事な悩みを判断する 

 この輪の考え方を使えば、自分自身が悩んでいるものが、自分でなんとかできる範疇か、それともできない範疇かを区別できます。 

 自然なことですが、自分自身で変えられないことを、いくら悩んでも結果は変わりませんよね?つまり、影響の輪の中にない悩みとは、いくら関心があっても、どうでもいい悩みなのです。 

 ここで確認しておくべきことは、人生を左右するほど自分に関係のあることでも、自分自身でどうしようもないことなら、どうでもいい悩みということです。もっと言うと、自分のできる範囲にしか、大事な悩みが無いということです。 

 そのため、自分たちが本当に考えなければならない事は、影響の輪の中にしかないわけです。 

 影響の輪の外側で関心の輪の内側の悩みは、自分にはどうしようもないけど、気になっているだけのものと言えます。そのことに気付ければ、その悩みは自分自身の解決できる範疇にはないことがわかり、気にしていても何も変えられないことが分かります。 

 逆に影響の輪の中に悩みがあるなら、影響を与えられることを確認できるので、「どのようにして私はここに影響を与えてやろうか」と言う気持ちになってモチベーションにつながります。 

 このように、自分自身の悩みに対して、「私は関心を持っているだけなのか?それとも影響を与えることができるのか?影響を与えるとしたら、どう影響を与えて改善してやろうか?」と考えられます。その結果、悩みを前向きな思考につなげることができます。 

悩みを整理し、やるべきことを見つけ出して、取り組もう

 さらに、この考え方を使って悩みを整理すると、自身がやるべきことを考えられるようになると、私は思います。 

 例えば、会社の業績は、他の労働者や競合する人、お客さんなどの多くの人が関わった結果なので、ある人間一人では決められませんよね。ということは、”会社の業績”は影響の輪の外側です。そのため、いくら悩んでも仕方ありません。 

 ”会社の業績”の代わりに、影響の輪の中に「目の前のお客さん一人ひとりを大切にして、満足してもらうにはどうしたらいいだろうか」、と自身の身近な悩みに落とし込めます。このように、自分には何ができるだろうか?と考えるほうが、ずっと良い悩みではないでしょうか。 

 この「関心の輪と影響の輪」は、とても実用的な考え方だと思いますので、ぜひとも日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。 

おわりに 

 今回は、「関心の輪と影響の輪」について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。こういう、本の中で、他の本の内容を紹介している場合、「7つの習慣」の内容として紹介するか、「成長マインドセット」として紹介するかで悩みますね。 

 今回のブログでは、「成長マインドセット」の内容として紹介しました。というのも、まだ「7つの習慣」を私が読んでいないためです。笑 

 また今度読んでみようと思います。 

今回はこの辺で。 

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 ではでは。