[書感] 漫画 バビロン大富豪の教え 

[書感] 漫画 バビロン大富豪の教え 

はじめに

こんにちは!
エッセーです。

 今回は、『漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則』の書感を書いていきます。

 この本は、1874年に発行され、シリーズ化した短編小説『バビロンいちの大金持ち』をもとに書かれたものです。もとの短編小説は節約と経済的成功がテーマです。今回の書籍でも、節約のことについて触れられています。

 さて、今回のブログでは、この本の終盤に出てくる、「お金なんておまけだ」という言葉について考えていこうと思います。

漫画のあらすじ

 漫画のあらすじはこうです。

 バビロニアに、バンシルという名前の貧しく子供がいました。

 バンシルはお金持ちになりたかったため、バビロニアで一番の大富豪にお金持ちになる方法を聞きます。

 その大富豪は課題を通してバンシルに、お金を得るための五つの黄金法則を教えます。

 バンシルは失敗をしながらも黄金法則を学び、最終的には大富豪になります。

 ただ、バンシルは大金持ちになった後も、働くことをやめませんでした。

 大富豪になった後も働き続けるバンシルに対して、王族が「なぜお金持ちになったのに、まだ働くのか?」といったことを聞きます。

 その時のバンシルの答えが端的に言うと「そもそも働くということが、幸せにとって大事」ということでした。

 「買った人がどのように商品を使うのか」を考え、心をこめて商品をつくれば、商品は売れていく。そういった営みをしていると、まるで光が射しているかのような感覚になり、心が満たされる。それがあるなら、「お金なんておまけだ」となるとのことです。

「お金なんておまけ」と読んで

 私はこれを読んで、人生をいかに幸せに生きるのか?という問いに対して、「金は解決策にならないということ」と、「人のためになるという営みこそが、その人生の問に対して大事なのだ」、ということを感じました。

 とはいえ、幸福度とお金が全く関係ないわけではないです。年収800万円以上は、どれだけ年収が高くとも、幸福度は増えないという研究結果があります。しかし裏を返せば、年収800万円までなら、幸福度を年収の増加によって上げることができるとも言えます。

 また、先立つ物は金という言葉もあるように、(特にコロナのこの時期では)、お金がないことでできないことがあると実感することもあります。

 しかし、あえてそれでも、私がこの本の、お金持ちになる方法ではなく、「お金なんておまけ」という言葉をブログで取り上げたのは、この言葉のおかげで、「結局、人生お金なの?」という誰でも一度は考えたことの有りそうな問いに対して、「お金も必要だけど、もっと大事なものはお金の近くにある」と答えることができるようになったためです。

 この漫画のものになった書籍も購入しましたので、いつか紹介しようと思います!

 今回はこの辺で。

 ではでは。