今すぐできる、超記憶の基本

今すぐできる、超記憶の基本

はじめに

こんにちは!
エッセーです。

 突然ですが、私は中高生の時、社会が超苦手でした。

 テスト勉強時間の70%以上は社会の勉強をしていましたが、いつも赤点前後。
 私には、明らかに、記憶力がないのです。

 才能とはまさしく、時間や努力などの費用に対する効果の高さである、と言えるのではないでしょうか。

 努力すればある程度伸びるでしょう。伸び幅は人それぞれだけれども。

 そんな考えを改めるのが、今回の紹介する『一流の記憶法: あなたの頭が劇的に良くなり「天才への扉」がひらく』に載っていた、記憶力を高める方法です。

記憶力を競う「メモリースポーツ」

 あなたは、メモリースポーツをご存知ですか?

 スポーツというと、エクササイズのようなものを思い浮かべるかもしれませんが、これは記憶力を人と競い合う競技です。欧米では、人と競い合うものをスポーツと読んでいる感じが私はします。

 とんでもなく長い数字の羅列や、52枚あるトランプの並びを覚えるのにかかった時間を競ったりします。

 「そんなの記憶力のいい、才能のある人のやることだ」と思いますか?
 実は、スポーツと呼ばれるだけあって、勝負に勝つための練習方法や作戦があります。

 その中の内の1つを私も練習しています。おかげで、40桁の数字くらいなら、5分で覚えられます。しかも、その気になれば1日でも1ヶ月でもその記憶を維持できます。

 はじめは15桁くらいが精一杯で、しかも数分経つと忘れてしまいましたが、1週間くらい練習すれば、すぐにできるようになりました。

 今回はその、記憶力を良くするための基本的な部分について紹介していこうと思います。

押さえておくべき、記憶のメカニズム

 まずは、記憶のメカニズムについて、簡単に紹介します。

 人の記憶には、以下の3つが必要です。

 ①記銘: 記憶を情報として取り込む
 ②保持: 記憶を脳内に蓄える
 ③想起: 何かしらのきっかけにより思い出す

どれが欠けても、人は必要な状況で、必要な情報を思い出す事はできません。

 記銘には3つの段階があります

 1. 感覚記憶: 視覚に入るなどして、外部から情報が入る
 2. 短期記憶: 数秒~15秒だけ、記憶にとどめる
 3. 長期記憶: 数時間以上記憶にとめとどめる

 私達は多くの情報を周りから受け取っていますが、ほとんどを感覚記憶でとどめています。中でも大事そうなものを短期記憶、または長期記憶として脳内に保持します。

 以上が簡単な記憶のメカニズムになります。

 記憶力を良くしたい人にとって大事なことは、必要な情報を受け取った後、できるだけ確実に長期記憶に入れることになります。

 さらに、使える情報として記憶するためには、長期記憶に入れた情報をきちんと保持し、必要なときに思い出せる(想起)ようにすることが大事になります。

記憶力の上げ方

 では、どのようにすれば記憶力があがるのか?具体的に見ていきます。

感覚記憶から短期記憶にする

 体が感知した情報を、短期記憶に入れる方法は簡単です。
 「意識を向けること」だけで、短期記憶に入ります。
 どれくらい意識を向けるのかといいますと、頭の中で覚えたものを操作するくらい意識するとよいです。言葉だと”口に出す”、単語や名前などの文字なら”空で書いてみる”などです。

短期記憶を長期記憶にする

 短期記憶は1分と経たずに忘れてしまいます。これを長期記憶に入れる方法は、「時間を空けて繰り返して思い出す」ことです。時間をかけすぎると、本当に忘れてしまうので注意です。思い出すのに良いタイミングは、30秒後→数分後→1時間以上→1日後→1ヶ月後が良いそうです。繰り返すたびに、忘れにくくなるので、インターバルを長くしていきましょう。

記憶の保持

 これは脳細胞の減少などが原因ですので、良い栄養や睡眠を取ることなどが必要です。(あまり方法っぽくなくてすみません)

記憶の想起

 せっかく長期記憶に入れた情報を思い出しやすくするために、思い出すための”きっかけ”と一緒に覚えます。また、短期記憶から長期記憶にする過程で、その”きっかけ”で思い出す練習をするといいです。

 これらの方法で、効率よくものを覚える事ができます。

記憶にまつわることでよくある勘違いが、「頑張って頭に入れれば、思い出せる」です。

正しくは「長期記憶に入れ、思い出す練習をすれば、”きっかけ”によって思い出せる」です。

 資格勉強や買い物、学校の勉強など、いろいろなものに使えるので、ぜひ使ってみてくださいね!ちなみに私は、本で1章分や10ページ文読んだら、内容を頭の中でまとめてみたりしています。これも、短期記憶から長期記憶に入れるための方法です。

おわりに

 今回は、記憶力を高めるための方法について書きましたが、いかがだったでしょうか?
 多くのスポーツでは、うまく体を使うためのフォームや基礎トレーニングがあります。メモリースポーツにとって、今回紹介した内容は、記憶するための、基本的なフォームです。
 ぜひとも身につけていただけたらと思います。

 私が1週間で、多くの数字を覚えれるようになった方法は、またどこかでブログにしようと思います。

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 ではでは。