[書感]『アランの幸福論 』読んだら元気になる本
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はじめに
こんにちは!
エッセーです。
今回はアラン著『アランの幸福論 エッセンシャル版』の書感を書いていきます。
幸福論に関する本は何冊もありますが、有名なものはヒルティ、ラッセル、アランのもので、これらは世界三大幸福論と呼ばれているそうです。
本書の内容
アランの幸福論には、主に、悩みや苦しみやうまく行かない時の、乗り越え方が書かれていると感じました。
具体例の部分を引用します。
過去と未来が存在するのは、人がそれについて考えるときだけ。つまり、両方とも印象であり、実体がない。それなのにわたしたちは、過去に対する後悔と未来に対する不安をわざわざつくりだしているのである。
アラン著『アランの幸福論 エッセンシャル版』
この下りでは、人は、自身の作り出した、実際には存在しない印象によって勝手に苦しんでいる、と言っています。私なりの解釈ですが、人のモノの見方や考え方次第で、どれほどの苦しみでも、作り出したり消せたりするのではないかと思います。(言いすぎかもしれませんが)。
本書には、その苦しみに対する対策も乗っています。引用しますね。
幸せの秘訣のひとつは、自分の不機嫌を気にとめないことだ。こうしてはねつけられた不機嫌は、犬が犬小屋に戻っていくように、本来の野生の状態に戻るのである。
アラン著『アランの幸福論 エッセンシャル版』
この例以外にも、「病気のようなものだ考えると良い」、「体操したら消える」といった苦悩を取り除くための実践的な方法が、この本には書いてあります。
おわりに
この本は、「幸せとはなにか?」と考えるための本ではなく、「難しいことはいいから、苦悩をなくして、幸せに生きたい」という人には、とてもいい本だと思います。ありていに言ってしまえば、実用的な本ですね。元気のない時に読んだら、元気が出そうです。
エッセンシャル版らしいから、オリジナルではもっと幸福について深堀りしてるのかな?
まぁいいや、今回はこの辺で。
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