【書感】三宅香帆著『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』
- 2020.09.06
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はじめに
こんにちは!
エッセーです。
ブログを書き始めたひとあるあるだと思いますが、私も文章の書き方に関する本をいくつか読んだりしています。だって、色んな人に読んでほしいですから!あと、どうせ書くなら、面白いと思ってもらえる文章を書きたいですから!
本について
さて、そんなニーズに答える本が、三宅香帆著『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』です。この本は、文芸好きの著者が、面白い文章の構造についてまとめたものです。有名な作品、歌詞、ブログ記事を取り上げ、「この人の文章をもっと読んでみたい」と思ってもらえる構造のポイントについて解説しています。
著者は「どんな事が書かれていたか」よりも、「どんなふうに書かれていたか」のほうが印象に残るそうです。私は本を読むときに、「要するに何が言いたいのか?」を意識して読んでいるので、内容重視なのですが、この方のように、演出重視(?)の方もいるので、自分の知らない本の楽しみ方があるのだなと、感じました。
映画やドラマでも、内容しか見てないと面白くないですよね。あらすじを読んで満足するタイプ。俳優の演技や全体の構成、演出も十分に楽しめる映画の要素。今後は、そっちのアンテナも貼って文章を読んでみよう。そんな気分になる本でした。
読んで感じたこと
さて、せっかく読んだので、当然この本の内容を自身のブログに活かそうと思うと思うのですが、実に難しい。この本は、例が多くて解説もわかりやすいのですが、日常的ななんでもないことを面白く書く方法が豊富です。対して、私がよく書くブログが、読書で得た知識を書くものです。
日常とは自分ごとです。自分のことを書くから魅力を出しやすい気がします。対して、読書の知識は言ってしまえば情報です。なんなら、文章の最後に「知らんけど」ってつけかねないほど、実は他人事の話なのです。
この、読み手にとっても書き手にとっても他人事の話を、どうやったら面白くかけるのか?
難しい。とても難しい。
とはいえ、流石に一冊読んだだけはあるので、全く手がかりが無いわけではない。 色々試ししていこうと思います。文体不安定になるだろうけど、そこはブログビギナーってことでご勘弁を。
面白かったらコメントか、ツイッターで感想教えて下さいね。
ではでは。
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