小さな悪行こそ要注意と諭す、ブッダの言葉

小さな悪行こそ要注意と諭す、ブッダの言葉

 こんにちは!
 エッセーです。

 軽い気持ちでしてしまった悪いことが、ついついズルズル繰り返されることって、ありますよね。ブッダの言葉にも、それを注意する言葉があります。

悪を軽んずるな。水が一滴一滴と滴り落ちれば、いつか水瓶も満たされるのである。
(ダンマパダ121)

山川宗玄『くり返し読みたい ブッダの言葉』

 小さな小さな悪行も、止めずに繰り返せば、身を滅ぼしてします。つい先日の、社会心理学のブログでも、意思への行動の影響を書きました。どうも人は、一度よくない行動をしてしまうと、「自分にとって実はそんなに悪いことじゃない」と、合理化してしまうようです。その結果、癖になっちゃって繰り返してしまうんですよね。このブッダの言葉は、初めの小さな過ちが、そのくり返され、人生を変えてしまうほど大きな過ちになってしまう、と注意しています。

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 「これくらい大丈夫だろう」という小さな悪行は、身近に潜んでいます。その場での問題は小さいかもしれませんが、私達の気持ちや心構えにほころびを作ります。まるで、樽に小さな小さな穴が開き、そこから中身がにじみ出て、一滴一滴と私達の心を満たすかのように。

 ほころびを作らないように、”最初の一回”をしないことが肝心。
 小さな行動こそ注意。

 突然ですが、私はよくよく嫁さんに「厳しい」と言われます。寝る時間や、「いるもの意外買わない」といった基準がぶれないので、融通が聞かないことだそうです。おかげで、家での自分のルールくらいは、守れているということかもしれませんね。

 とはいえ、だからこそ油断もできないということです。
 今後も精進してまいります。

 ではでは。

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 ではでは。