【書感】汐街コナ (著) ゆうきゆう(監修)『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』
- 2020.09.01
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はじめに
こんにちは!
エッセーです。
今回は、汐街コナ (著) ゆうきゆう(監修)『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』の書感を書いていきます。
この本にはタイトルに書いてあるように、文字通り死ぬほど人を追い込む会社が世の中にあって、その会社からなぜ辞められないのか?どうやったらやめられるのか?が書かれています。ただの方法論を書いたものではなく、死ぬほどつらい状況でも潰されない感情の持ち方を知ることができます。
内容の例
本書に書かれていた例を一つ挙げます。会社で本当に大変な思いをしていて、会社を休む、または辞めたいと感じている人が、他の人にその大変さを相談したところ、次のような返答が帰ってきました。
「俺がお前の年齢だった頃はお前の倍は働いていたぞ」
「世の中にはもっと辛い人がたくさんいるんだから我慢しなさい」
「まだマシじゃん 私のほうが大変だよ 今日も会社でこんなことが…」
こんな状況は十分ありえますが、あなたならこの言葉を聞いて、何を思いますか?
真面目な人なら、「もっとがんばらないといけないのだろうか」となおさら思いつめてしまいそうですね。
この状況に対して、本書では、
「あっそ カンケーネーよ」
と考えることを勧めています。
このような、気持ちの持ち方をいくつか持っておくことで、周りに潰されてしまうことが予防できるのではないでしょうか。
全体的な感想
本書には全体を通して「自身の心の大切さ」と、「自身の心を周りが正確に把握できないこと」、そして、「自身の心を壊されないように守ることの大切さ」が書かれています。
私自身は、今勤めている会社に対してさして不満はないのですが、心が健康なうちにこの本を読めてよかったと思います。心が危機に陥ったときに、素早く行動に移せそうです。
おわりに
自分自身の心の大切であり、自分の心を守れるのは自分だけです。「自分のことを守る」という勇気が必要な人に読んでいただけたらと思います。興味のある方はどうか手にとって見てはいかがでしょうか。
以前の私の記事ですが、ブラック企業に関するブログがあります。そこでは、若い人から戦略的に搾取するブラック企業と、ブラック企業と戦う方法について書きました。今回の本は、自分の身を守る内容について書きましたが、ブラック企業と戦うことについても知りたい方はどうぞ。
ではでは。
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