良いことをしようと思っても、勇気が出ない人に向ける、ブッダの言葉

良いことをしようと思っても、勇気が出ない人に向ける、ブッダの言葉

 善行は急げ。悪事からは心を遠ざけよ。善行をするのにのろのろとすれば、心は悪事を楽しむようになるからである。

山川 宗玄著 くり返し読みたい ブッダの言葉

 これは原始仏典に載っている言葉です。原始仏典とは、仏教の元になったブッダの教えのことです。

 冒頭の言葉を読んだとき、「善はいそげ」と同じかな?と思ったりしませんでしたか?よくよく読んでみると、この文章は、善行、つまり人のためになることを急いでしなさいし書いている事がわかります。善は急げという言葉も同じ意味です。要は、良いと思った行動は、すぐに取り掛かりましょうという事です。

 日常の中で誰でも「本当はこうしたらいいんだけど、めんどくさいからやらないでおこう」とか思ってことはありませんか?困っている人を見かけたり、落ちているゴミを見つけたり。こんな些細なときにも、この言葉通りになっているなと私は思います。やらない理由を考えては、世の中のたれにならないサボり(悪行)をしてしまい、それが習慣化してしまうように感じます。

 善行をしないことを悪行と言うのは拡大解釈かもしれないですが、積み重なれば大きなプラスになるものをずっとニュートラルにすることは、良いことではないと思います。

 また、善行の解釈が異なりますが、ダイエットのような個人的な目標にも応用できそうです。痩せると言う目標に対して、やるべきことにすぐに取り掛かりそれを支持けなければ、ついついサボってしまい、それが習慣化しそうですね。

勇気を出すためのポイント

 良い行動だと思ったらすぐ行動!
 待ったとしても、やらない理由が見つかるだけ。
 そのあとは悪行に甘んじる自分が待っている。

 そう考えたら、行動を起こさないわけにはいきませんよね。
 ではでは。