本質を捉え、絶大な成果を得る、2つの方法
- 2020.08.14
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はじめに
こんにちは!
エッセーです。
今回は、リチャード・ コッチ著『[増補リニューアル版]人生を変える80対20の法則』に書かれた、80:20の法則を生活で使うための方法を紹介していきます。
皆さんは80:20の法則をご存知でしょうか?80:20の法則とは、「とある結果の80%はたった20%の原因によって起こる」と言うものです。例えば、「ビールの売り上げの約80%は、消費者の上位20%によるものである」と言ったものです。
この比率は必ず80:20となるわけではないですが、要は「少しの原因によって多くの結果が生じている」と言うものです。80:20の法則は、「パレートの法則」とも呼ばれています。
今回のブログでは、この80:20の法則を実生活で活かすことで、絶大な成果をもたらす方法を紹介します。
生活の中での80:20の法則
突然ですが、あなたはお金と時間が十分ありますか?きっと多くの人が、「No」と言うのではないでしょうか。この2つにも、80:20の法則は成り立ちます。人々の紹益の80%は、20%の人に流れています。また、とある人の仕事の成果の80%は20%の就業時間の中で生じています。
80:20の法則を生活に用いる事ができれば、この20%を把握し、自身の人生をコントロールすることで、絶大な成果を得る事ができます。極論、職業やポジションを変えるだけで収入が4倍になることもあり得ますし、就業時間を40%に落としたのに2倍の成果を出すことだって可能になります。恐ろしいと思いませんか?
本当に生産的な時間や仕事に集中し、成果を出す方法が本書に書かれていますが、具体的な内容はこのブログでは扱わず、書籍に譲るとします。その代わり、今回のブログでは、如何に生活の中に80:20の法則を取り入れるかの方法について紹介していきます。
80:20の法則を生活に取り入れるための2つの方法
本書では、80:20の法則を身の回りから見つけ出し、絶大な成果を出すための方法を2つあげています。その2つの方法について順番に述べていきます。
方法1 :「80:20分析」
一つ目は「80:20分析」です。これは実際に数量的なデータの中から、結果と原因の割合に注目し、80:20の法則を見つけ出す事です。例えば、個人あたりのビールの消費量が、どのように分布するかは、友人や消費者へのアンケートによって得る事ができます。この中で、自身の欲しい結果(例えば売り上げ)に直結する原因(個人の消費量)を見る事で、80%の結果をもたらす20%の原因を明らかにする事ができます。
その結果を用いて、20%の原因にターゲットを絞ってマーケティングを行う事で、自分の求める結果をさらに伸ばす事ができます。しかも、少ない労力でできるので、費用対効果としては絶大な効果となります。
方法2 :「80:20思考」
こちらは、「80:20分析」と異なり、データは集めません。「80:20思考」とは、身の回りにある80:20の法則を自分自身で仮定することを言います。この仮定に則って、自身から行動をうつすことで、「80:20分析」と同様に絶大な成果を得る事ができます。
しかし、「80:20思考」はデータに基づいたものではないため、すぐに仮定が作れますが、その確度はどうしても「80:20分析」には劣ります。しかし、「80:20思考」でも重要と思われる原因に一極集中することは、絶大な結果を得るためには重要になりますし、何も考えない場合よりは生産的になり易いです。
おわりに
今回は、80:20の法則を日常生活で使うための方法について書きましたが、いかがだったでしょうか。「80:20の法則は聞いたことあるよ!」と言う人にも、「自身の生活に使ってみよう!」と思っていただけたら幸いです。私もよく、原因と結果の関係性をあまり意識せず、だらだらと惰性で取り組んでいる事があるので、より結果に直結したものにリソースを搾ろうと思います。
ではでは。
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